
【参謀51】思考のコリほぐし
長年守り続けてきた業界の常識が、実は顧客の不便を放置する原因になっていませんか。カバン大手のエースが発売したガジェタブルUは、ビジネスリュックの知見を小学生向けに転換したセカンドランドセルという新市場を切り拓いています。ここで直視すべき思考のコリは、ランドセルは入学前に買うものという固定観念です。脳科学的に言えば、人間は記念品や儀式的なものに対して、機能性よりも伝統を優先する現状維持バイアスが強く働きます。そのため、入学前にランドセル以外の選択肢を提示しても、親や祖父母の心理的抵抗に阻まれてしまいます。エースはこの心理を逆手に取りました。戦う場所を、入学前ではなく、実際に重さや収納不足に悩み始める入学後のセカンド需要へと180度シフトさせたのです。つまり、製品の価値は変えずに、顧客が課題を実感するタイミングに合わせて提供時期をずらしたわけです。明日から、自社の商品を売るタイミングを疑ってみてください。顧客が本当に困る瞬間は、あなたが売りたい瞬間と同じでしょうか。常識を壊すヒントは、顧客の生活動線の中に隠されています。#エース#ガジェタブルU#セカンドランドセル#ビジネスリュック#新規事業開発
The skinny
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