
神の右の座に就かれた王とは誰か(詩編 110編)
わが主に賜った主の御言葉。 「わたしの右の座に就くがよい。 わたしはあなたの敵をあなたの足台としよう。」 (詩編110編1節) 110編は、荘厳な宣言をもって始まっています。神ご自身が王を即位させ、ご自分の右の座に座らせます。右の座は、王が神の恵みの支配を民のために実行することを意味します。この王の支配は、敵、つまり逆らう者への勝利において具体的にあらわされます。逆らう者は、神ご自身によって王の足元に置かれるからです。勝利は神ご自身によるものですが、王もまたこの勝利にあずかり、神の力が証しされます。 ここは、新約聖書に最も多く引用されている旧約聖書です。いわゆるメシア預言として読まれ続けている個所です。主イエスご自身、メシアがダビデ以上のものであり、ダビデの主であることを示すために、この御言葉を引用されています(マタ22章41~45節)。ペトロも、聖霊降臨の説教で引用しています(使徒2章29以下)。ペトロは、キリストの復活によってこの王の即位が実現し、これからはキリストが神の右の座に着かれ、世に対する神の支配をなさることを告げ知らせました。 今、キリストは王座に就かれ、王として私たちが生きるこの世を支配しておられます。キリストこそまことの王です。悪しき力、死、あるいは運命が私たちを支配しているのではありません。この福音に生きましょう。 【祈り】…
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