
主の苦しみは私たちの救いのため(詩編 69編)
わたしが受けている嘲りを 恥を、屈辱を、あなたはよくご存じです。 わたしを苦しめる者は、すべて御前にいます。 (詩編69編20節) 詩編第69編は、嘆きと賛美という馴染みの要素を、際立った鮮明さで表現しています。詩人の描く苦しみは切実で、賛美は力強く、侮辱は容赦ありません。 この詩編は新約聖書にもよく引用されています。イエス・キリストとその御業に関する最も明確な預言が含まれています。主イエスは、ヨハネによる福音書2章17節でこの詩編の10節を引用して、死に至るまで「あなたの家を思う熱意がわたしを食い尽くす」ことを説明されました。 十字架上のキリストの苦しみの一部は、22節で預言されています。「この後、イエスは、すべてのことが今や成し遂げられたのを知り、『渇く』と言われた。こうして、聖書の言葉が実現した」(ヨハ19章28節)。また、イエスが嘲笑と軽蔑を受け、渇きを癒すために酢を飲まされることも預言されています(マタ27章48節)。 キリストはご自身の苦しみを通して、時代を超えて神の民が経験するすべての苦しみを成し遂げ、聖なるものとしてくださいました。私たち一人ひとりの苦しみも、主の死と復活による命によって完成へと導かれます。そのため、私たちは確信をもって主に祈り求めることができるのです(17節参照)。 【祈り】…
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