
神の前に人は無力である(ナホム書 2-3章)
ニネベは、建てられたときから 水を集める池のようであった。 しかし、水は流れ出して 「止まれ、止まれ」と言っても、だれも振り返らない。 (ナホム書2章9節) 2章、3章には、アッシリア帝国の首都ニネベが外国の軍隊によって攻め落とされ、滅亡するときの混乱状態が描かれています。「ニネベは、建てられたときから水を集める池のようであった」とは、全世界から人と財宝が集まってきたということです。しかし、その水は流れ出してもはや止めようがなく、だれも振り返らない有様です。たとえ人間的には力と繁栄を誇ろうとも、神の裁きの前にそれらには何の力もありません。 ナホムの預言から20年もたたない紀元前612年、ニネベが陥落し、アッシリアは滅亡しました。その破壊は徹底的なもので、ニネベは、その場所も忘れ去られ、伝説上の町だと長く考えられていたそうです。その後、19世紀に廃墟が発見され、図書館が発掘され、今日、聖書の知識を補うことができるまでになりました。…
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