
主に結ばれて隔ての壁を乗り越える(フィレモンへの手紙 16)
もはや奴隷としてではなく、奴隷以上の者、つまり愛する兄弟としてです。…一人の人間としても、主を信じる者としても、愛する兄弟であるはずです。 (フィレモンへの手紙16節) パウロの執筆したフィレモンへの手紙は、簡潔ながらも福音の力をきらりと輝かせている美しい手紙です。 オネシモはフィレモンに仕える奴隷でしたが、何かの事情でフィレモンの財産に損害を与えてしまったようです。罰せられることを恐れて、彼はローマに逃れます。そのローマで信仰へと導かれ、獄中のパウロとの出会いが与えられたものと思われます。パウロは、オネシモをフィレモンのもとに送り帰すべきであると考えて、この手紙をしたためました。 パウロは、「愛に訴えて」フィレモンに願います(9節)。その愛は、パウロとフィレモンを結びつけているキリストの愛です。パウロはオネシモを「わたしの子」と呼んで(10節)、オネシモが主を信じる信仰者とされたことを証しし、オネシモを赦し、かつ愛する兄弟として受け入れるよう、フィレモンに求めます。具体的な損害はパウロ自身が償うと申し出ます。…
The skinny
The skinny isn't ready yet — notes appear once the transcript is processed.