
愛の新しい段階(雅歌 6章)
恋人よ、あなたはティルツァのように美しく エルサレムのように麗しく 旗を掲げた軍勢のように恐ろしい。 (雅歌6章4節) 喪失感にとらわれた妻を励まそうと、おとめたちは歌うのですが(1節)、その必要はないようです。再び撚りは戻って、二人のラブソングが歌い交わされるからです。 結婚してもなお男性が妻をほめ続けることは、大切です。興味深いのは、以前には語られなかった表現が出てくることです。 「あなたは…美しく…麗しく…恐ろしい」(4節)! これは、優しく可憐だった女性が、結婚後に豹変したということではありません。美しさも麗しさも堅固な町にたとえられているように、女性の持つ強さのことです。 その強さを、男性は目からも感じ取ったようです。鳩のように愛くるしいと称えられた目も、男性が直視できないほど「混乱させる(圧倒する)」力を秘めていることに気づいたからです(5節)。 さらに、女性が「かけがえのない」独り娘であることも、明らかにされます(9節)。 結婚を経て、単なる性愛の対象ではない、相手が持つ人間としての尊厳、一個の人格が持つ強さ、親との関係など、見えていなかったことが見えてきます。 愛の新しい段階です。
The skinny
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